<スターダム>12日◇新木場1stRING◇観衆295人

 愛川ゆず季引退後、第2章のスタートとなる今大会で思わぬサプライズが飛び出した。メインのカードは新・赤いベルト王者の紫雷イオがダーク・エンジェル&彩羽匠と組み、新ゴッデス王者の宝城カイリ&翔月なつみに松本浩代を加えた6人タッグ戦であった。ここで、4・29両国でデビューしたばかりの彩羽匠が現・ゴッデス王者の宝城カイリをフォールし、デビューからわずか2週間、3戦目にして初白星をゲットした。

 最後はパートナーの紫雷イオによるソバットのアシストから、ぶっこぬきジャーマンを決めると見事3カウントを奪った。試合後、呆然とするタッグ王者組に対して木村響子が登場し、クリスティーナ・フォン・エリーが6月に再来日することを明かすとタッグ王座の挑戦を要求。王者組もこれを受諾し、6・2後楽園での対戦が決定した。

 そして主役の彩羽は6・2後楽園で高橋奈苗とのシングル戦が決まり、「この勢いで6月2日、後楽園大会、高橋奈苗選手を倒したいと思います」と宣言。奈苗が「プロの洗礼なんて甘いものじゃなく、キャリア17年の高橋奈苗のプロレスの凄みをよく教えてやるからな」と呼応すると、「じゃあその凄みを見せてもらいます」と一歩も引かず。新生スターダムから恐れを知らぬ新人が飛び出した!