12日に東京・大田区体育総合体育館で初防衛戦を控えるWBC世界フライ級王者の八重樫東(30=大橋)が5日、横浜市内の大橋ジムで練習を公開した。

 同級11位のオスカル・ブランケット(28=メキシコ)とのV1戦に備え、同門の日本ミニマム級王者の原隆二と軽めのスパーリング2回を披露。

 八重樫は「暑さの中で、なんやかんやでここまできた。相手は強打の持ち主。かなり警戒し、危機感を持っています」と話した。同日にはフィジカル強化を担当する土居進トレーナーも視察に訪れ、暑熱対策などを相談した。

 師匠となる大橋秀行会長(48)は「ブランケットは一撃KOで相手を失神させる。八重樫が初めて対戦するタイプ。今回は秘策はない。いつも通りのスタイルでやれば勝てる」と分析していた。