WBC世界バンタム級王者の山中慎介(30=帝拳)が2日、5度目の防衛戦(11月10日、両国国技館)に備えて本格的なスパーリングを開始した。

 挑戦者となる同級8位アルベルト・ゲバラ(23=メキシコ)と同じ右構えのスパーリングパートナーをフィリピンから招いた。東洋太平洋スーパーフライ級8位レイ・ペレス(23)、前WBOアジアパシフィック・バンタム級王者のフレディレクス・ロドリゲス(25)と拳を交え、防衛戦では初めてとなる右構えの対策に入る。

 同日には4回のスパーリングを消化した山中は「右構えとの距離感を確認しながらやっていきたい。自分の調子をつかみながらやりたいです」と話していた。