日本ライトフライ級王座を返上した井上尚弥(20=大橋)の弟拓真(17=綾瀬西高)が21日、東京・後楽園ホールでプロB級テストを受験し、合格した。

 WBA世界フライ級6位・村中優(28=フラッシュ赤羽)とのスパーリングでは、強烈な右ボディー、接近戦での連打など高い技術を披露。「自信になった。見ている人にもう一度見たいと思われるボクサーになりたい」と力を込めた。

 村中も「気持ちの強さは兄以上。今の時点であれだけできるのはすごい」と実力を評価した。12月6日に東京・両国国技館で、日本ミニマム級8位・福原辰弥(24=本田フィットネス)とデビュー戦を行うことも発表された。