28日に東京・後楽園ホールで3度目の防衛戦を控えるWBA女子世界ライトミニマム級王者・宮尾綾香(30=大橋)が25日、横浜市内の所属ジムで練習を公開した。

 自身初の指名試合として同級1位グレッチェン・アバニエル(28=フィリピン)と拳を交える宮尾は「相手は母国の台風による影響もあってベルトを持ち帰って国を元気にしようと思っていると思います。でもやすやすベルトは渡せない。悪役になってもいいから王座を守りたいと思います」との意気込みを示した。

 大橋秀行会長(48)も「母国のスター、パッキャオの復活を見て燃えているだろうし、フィリピン人のモチベーションの高さには警戒したい」と話した。