WNCとREINA女子プロレスの提携が30日、WNC事務所にて発表された。

 以前、WNC女子部とはすでに提携関係にあったが、来年度よりさらに強化。WNC及びREINAの両大会は来年度よりWNC-REINA主催となる。

 この新体制によりREINA女子プロレスは興行名ではなく、団体としての活動を行なう。REINAの興行プロデューサーにはTAJIRIが就任することも合わせて発表された。

 REINAの玉城杏経代表はこの経緯を「来年度に向け、さらにパワーアップしたプロレスを提供させていただくためにこういう形になりました。弊社は株式会社WNCに資本提携を行い、株式会社WNCからは人的支援として内山取締役に弊社の取締役を兼任していただくことになりました」と語った。

 TAJIRIは「REINAは海外のネットワークが強いし、これからいろんなことがやれると思う。同じ組織となることで、WNCの選手も新しいことを考えられるきっかけになる」と前向きにコメント。朱里も「お互いにとっていいことだと思うので、来年に向けて頑張っていくつもりです」と答えた。来年1・25フィリピンで予定されている初のプロレス興行もWNCがバックアップ。第1試合にはTAJIRI対AKIRAでスタートする。「フィリピンにプロレスを根付かせるプロジェクトとして、第一試合にぼくが尖兵として務めます。相手として信用できる男でないといけないと思い、AKIRAしかいないんじゃないかとこのカードを組みました」という。AKIRAも「WWEが現地で中継されていると聞きますけど、生でプロレスを体感してほしい、その一発目として俺たちが切り開いていこうと思います」と決意を語る。メインには朱里対ミア・イムのWNC&REINA&REINA-CMLLインターナショナル三冠王座戦が決まった。