前WBA世界ライトフライ級王者の井岡一翔(25=井岡)が9日、日本人最速3階級制覇が懸かる5月7日の世界戦へ向けて大阪市内のジムで計12回のスパーリングを行った。スパー相手が4回ごとにチェンジする中、軽快な動きを披露し「この1カ月でスタミナはもちろん、少しでも追い込めるようにやっていく」と決意を示した。次戦は、IBF世界フライ級王者アムナト・ルエンロン(34=タイ)が相手。「自分の距離を取って、うまくプレッシャーをかけたい」とプランを練った。6日に国内最速6戦目でWBC世界ライトフライ級王座を獲得した井上尚弥(大橋)との将来的な対戦については「1つの楽しみとしていいんじゃないですかね」と前向きに話した。