ボクシングの元世界3階級制覇王者・亀田興毅(27)が4日、UNITEDジムへの移籍を発表した。日本ボクシングコミッション(JBC)から前会長らのライセンスが剥奪され、国内での試合ができない状況が続いており、ついに決断した。

 報道各社に送付したファクスで「現状、亀田ジムが認められておらず、日本での試合ができないという状況ではありましたが、やはり日本で試合がしたいという気持ちが強く、どうにかできないものかとずっと考えていました」と気持ちを明かした。以前から親交があったというUNITEDジムと相談し、移籍が決定した。

 また今後の活動についても「17歳でプロデビューし、プロ生活も今年で11年目となりました。正直、現役でおれるのもそんなに長くないと思ってます」と言及した。

 「残り少ないボクシング人生、ボクシング界を盛り上げてボクシング界に少しでも恩返しできるよう、また僕自身、ボクシング人生に悔いを残すことのないよう、これからも一生懸命頑張っていきますので、温かく見守っていただければと思います」と意気込みをあらたにしている。