11月22日に英国のリバプールで世界ボクシング協会(WBA)スーパーバンタム級タイトルマッチに挑む前日本同級王者の大竹秀典(金子)が27日、東京都内で記者会見し、スコット・クイッグ(英国)との一戦に「挑戦することだけに満足せず、必ずベルトを取ってきたい」と王座奪取へ意気込みを語った。

 福島県郡山市出身の大竹はアマチュア経験がなく、24歳でプロデビュー。12年8月に日本王座に就き、4度防衛した後に返上した。33歳で臨む初めての世界戦に向け「記念挑戦のつもりはない。全ての面で相手の方が上回っているが、勝ち負けは別。後半に倒して勝ちたい」と番狂わせに意欲を示した。

 戦績は大竹が26戦22勝(9KO)1敗3分け、26歳のクイッグは31戦29勝(22KO)2分け。