東日本ボクシング協会は9日、都内で理事会を開き、亀田興毅(21)大毅(19)の「仮所属(身分預かり)」申請を却下した。過去の「仮所属」の例が、ジムの閉鎖などによる救済措置で、今回のようなジムと対立して離脱した選手に適用したことはなかった。今回のケースを認めればジム制度の崩壊につながるとの意見も根強く、却下の結論となった。もっとも、亀田兄弟の父史郎氏は3日の同協会の非公式会合で「騒動」について謝罪し、今後の協力を約束している。その経緯もあり、亀田陣営の新ジム設立の考えは容認された。同協会の大橋会長も「(独立の)申請があれば、断る理由はないし、いい形で協力したい」と話した。早ければ8月にも「亀田ジム」が設立される。