<プロボクシング:WBC中米ボクシング連盟バンタム級王座決定戦>◇16日(日本時間17日)◇メキシコ・トレオン市

 亀田和毅(亀田)がデビュー12連勝で、自身初のタイトルを奪取した。ロドルフォ・ガライ(メキシコ)と対戦し、立ち上がりから高速ジャブを繰り出し、強烈な左ボディーを続けると2回に左フックでダウンを奪った。3回には左ボディーでダウンを奪い、同回1分46秒でKO勝利を飾った。亀田ジムを通じ、和毅は「今日は初めてのタイトルマッチで緊張した。でも、その緊張感の中で自分のボクシングができて結果を出せたのが収穫。タイトルはプロでははじめてやし、うれしいな」とコメントした。

 同王座はWBCの傘下にある中米連盟の地域タイトルとなる。和毅の試合を見守った父史郎氏も同ジムを通じて「アウェーのメキシコ、初のタイトルマッチで今日みたいな試合ができる和毅はすごい。着実に強くなっている。今年1年はあせらずに地域タイトルをどんどん取っていってもらいたい」とコメントしていた。これで和毅は12勝(10KO)無敗となった。