プロゴルファーの小達敏昭(40)がボクシングに挑戦することが17日、分かった。33歳以上の選手によるボクシング興行「ザ・おやじファイト」(6月8日、新宿FACE)に出場する。ケガもあり、本業のゴルフでは3年前からツアーに参加していないが、異種競技の体験を刺激に、来年からはツアー復帰を目指す。
顔をゆがめながらミットをたたいた。「夢のリングに立てる。毎晩試合のことを考えてますよ」と練習にも熱が入る。ドライバーで399ヤードの記録を持つ飛ばし屋だけに、ゴルフスイングに似た動きのアッパーの威力は抜群。「明日にでも試合がしたい」と実戦デビューが待ち切れない様子だ。
子供のころから人気漫画「あしたのジョー」にあこがれた。趣味が高じて、20歳の時にはジムに通った経験もある。今もボクシング雑誌は毎月購入し、世界戦のビデオは100本以上あるほどの「マニア」。昨年12月、中高年でも出場できる「ザ・おやじファイト」の広告を見て、即挑戦を決めた。
今年1月から週3回、都内のジムに通う。当初は5発のパンチでばてたが、現在はスパーをこなせるほど、スタミナもついた。6年前からアキレス腱炎(けんえん)などに苦しみ、ここ数年はレッスン中心の生活を送っていたが、激しい練習で、闘争本能を取り戻した。「不思議と足も動くし、腰痛も軽くなった」とうれしそうに言った。
階級は80キロ以下のライトヘビー級。勝利を狙うのはもちろんだが、全力ファイトでゴルフへの刺激材料にしたい。16歳の遼クンのツアーデビューで沸くゴルフ界。「まだ老け込むわけにはいかない」。40歳になった小達が、ボクシング効果でツアー復帰の足がかりをつくる。

