WBA世界ライト級7位の小堀佑介(26=角海老宝石)が「武士魂」で王座奪取を狙う。同級王者ホセ・アルファロ(ニカラグア)戦は19日、東京・ディファ有明でゴングが鳴る。18日、都内で計量が行われた。験担ぎで予定したふんどし姿の披露は恥ずかしさから断念も、計量後は相打ち覚悟で、序盤からKOを狙うと宣言した。

 羞恥(しゅうち)心が勝った。当初は武士のイメージで購入した黒のふんどしで、計量に臨むつもりだった。だが、当日の朝、ふんどし姿の自分を見て、がくぜんとした。「武士というよりAV男優みたいだった。度胸をつけたかったのですが…」。急きょ普通の黒のパンツに変更した。

 思わぬところで、度胸のなさを見せてしまったが、試合では「武士魂」を見せる。もともと、相手のパンチを怖いと思ったことはない。この日の調印式でも「中盤までに倒す」とKO勝利を誓った。強打の世界王者に1回から玉砕覚悟で打ち合うつもりだ。

 先日、警察から職務質問を受けるなど、知名度は低い。世界戦のスポンサーも少なく、ファイトマネーもゼロに等しい。負ければ引退も決意する。「当たって砕けろ。最初からいきますよ」。勝っても負けてもKO決着。小堀がやるかやられるかの勝負に出る。【田口潤】