日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛事務局長は26日、大会前日に興行を中止したグローバル協栄ジムのマック金平代表に対して、ライセンス停止などの厳罰処分を下す方針を示した。東京・ディファ有明で24日に予定されていたボクシング興行が23日の前日計量後、急きょ中止となっていた。

 この日、安河内事務局長は金平代表への事情聴取を行うとともに、チケットの払い戻し、選手への違約金の早期精算を要請。事情聴取後、安河内事務局長は「業界としてやってはいけないこと。本人も重い処分を覚悟しているようだった」と話した。近日中に倫理委員会を開き、処分を下す。

 一方の金平代表はこの日、報道各社に「今後はいかなるペナルティーも受け入れて謹慎する」との謝罪文を出した。前代未聞の不祥事だけにジムの廃業も示唆していた。【田口潤】