WBA世界ライト級王者の小堀佑介(26=角海老宝石)が「脱メタボ合宿」を敢行する。8月1日から静岡・伊豆で約2週間の合宿を行うことが19日、決まった。王座奪取後は、連日の祝勝会で一時は70キロを超え、腹も出てきた。現地では1日30キロの走り込みで、体を絞り、秋予定の初防衛戦に備える。

 人の良さが裏目に出た。誘われれば断れない性格だけに、祝勝会はほぼ「皆勤」。気付けば、体重はライト級リミットの61・2キロから10キロ以上もオーバーしていた。小堀は「さすがにやせないと。伊豆ではしっかり下半身を作りたい」と苦手な走り込みへの覚悟を決めた。

 次戦の相手は指名挑戦者の同級1位モーゼス(ナミビア)に内定も、時期と場所は未定。興行権を持つドン・キング氏との交渉は、いまだ決着していないが「相手を倒すだけだから、場所はどこでもいい」と迷いはない。初防衛戦へ、まずは伊豆でメタボ返上を目指す。