<新日本:神奈川大会>◇11日◇横浜文化体育館◇3800人
左ひざ前十字靱帯(じんたい)断裂から復帰した棚橋弘至(31)のG1クライマックス2連覇に黄信号がともった。真壁刀義(35)に執拗(しつよう)に左ひざを攻められ、20分14秒、監獄固めにギブアップ。試合後は担架上で「ひざは全然大丈夫」と強がるのが精いっぱいだった。
モチベーションは最高潮だった。G1開催の横浜大会では、がん医療の向上のため4年前から入場料の一部を神奈川県に寄付している。今年、初めて選手の握手会とチャリティー募金を始めた。試合前、棚橋も握手会に参加。がんで闘病中の人も来場していることを聞き「楽しむことでも免疫が高まると聞いた。ぼくのファイトが少しでも役に立てれば」と燃えていた。
だが、真壁の牙城は崩せなかった。ジャンプ力を生かしたスリングブレイドも見せずに敗戦。過酷なG1戦線に不安を残した。


