K-1ファイターHIROYA(16=フリー)のための新イベントが、いよいよ産声を上げる。29日に行われる「K-1
甲子園」(ディファ有明)の前日会見が28日、都内で行われた。主催者推薦と全国各地の予選を勝ち上がった高校生たちによる格闘技大会で、今回が初の単独開催。「甲子園」というネーミング通り、高校野球さながらの演出も用意されており、新機軸のK-1イベントとして定着しそうだ。
慣れない記者会見に表情をこわばらせる高校生が多い中、HIROYAだけは違っていた。自身初のメーンにも気後れすることなく、にこやかに登場。「体調は万全です。勝つのはもちろん、内容にこだわった試合をしたい」とひと言。トーナメントとあって勝敗にこだわるコメントが相次いだ中、プロとして「魅せる試合」を強調した。
「K-1
甲子園」は昨年大みそかの「Dynamite!!」内のコンテンツとして初めて開催された。それまで行われていたヘビー級の「WORLD
GP」やミドル級の「WORLD
MAX」は完成されたイベントになってはいたが、半面マンネリ化もささやかれた。そんな折に10代の若き格闘家たちが思いがけず豪快なファイトを見せたことに、谷川貞治イベントプロデューサー(EP=46)も「選手層の拡大などに大きな将来性を感じた」。単独開催にあたって出場資格も現役高校生にしぼって「甲子園」色を強く打ち出した。
選手のみならず演出面でも「高校野球」を多分に意識している。会場の座席も全国5つの地区予選ごとに区切り、全国のTBS系女子アナが「アルプススタンド風」にリポート。関東地区はTBS青木裕子アナ、高畑百合子アナ、出水麻衣アナが担当する。また今年の高校野球で本物のアルプススタンドに立った関東一高チアリーダーチームがオープニングで演舞、ラウンドガールは制服姿の女子高生が務める。
その主役がHIROYAとなるが「ここでの優勝が夢じゃない。世界王者への通過点だから」と強気の発言。「MAX-」が魔裟斗の大会であるように、まずは「甲子園」をHIROYA色に染めるつもりだ。【山田大介】

