「殺人狂」の異名を持ったキラー・コワルスキーさん(81)が8月30日(日本時間31日)午前2時50分、米ボストンの病院で死去した。同8日に心臓発作で緊急入院、意識を回復しないまま息を引き取った。現役時代は2メートルを超す身長と迫力あるマスクで、悪役として活躍。59年6月にはニードロップで相手の耳をそぐ事件も起こし、ヒールとしての名を高めた。

 63年3月には初来日し、日本プロレスのワールドリーグ戦に出場。決勝戦で故力道山に敗れたものの、激闘を繰り広げた。故ジャイアント馬場、アントニオ猪木とも名勝負を展開した。77年にレスラー生活に別れを告げ、プロレス学校を開校。現WWEロー世界王者トリプルHらを育てた名伯楽でもあった。(デーブ・レイブル通信員)