WBC世界バンタム級王者の長谷川穂積(27=真正)が天国の祖父に白星を届ける。同級2位バルデス(メキシコ)との7度目の防衛戦(16日、東京・代々木第1体育館)を前にした計量は、リミットの53・5キロで1発パスした。先月27日に祖父・賢(まさる)さん(享年84)が他界。長谷川はその3日前に会っていただけに、悲報を聞いてショックを受けた。「天国から応援してくれていると思う。勝ちたいですね」。悲しみを乗り越え、墓前に勝利の報告をすると誓った。

 連続防衛では前WBA世界ミニマム級王者の新井田豊(横浜光)と並び、国内歴代4位の記録がかかるV7戦。世界戦では初のサウスポーとの対戦だけに、右構えの相手に比べて、互いの距離は近くなりそうだ。「自分から仕掛けていく。パンチの交換は右より多くなる。KOチャンスをつくっていきたい」と先手必勝でペースを握る考えだ。