WBC(世界ボクシング評議会)のホセ・スライマン会長(77)が16日、タイで5年ぶりの再起戦を26日に計画している元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(38)に引退を勧告した。同会長は東京でのダブル世界戦の立会人として来日中。辰吉は不安視される健康上の問題が大きく、これ以上試合を行うべきではないと強く主張した。
「辰吉選手は偉大な王者。ただこの試合を行うことでイメージが落ちる可能性が高い。我々は彼を守るべきと考えている。素晴らしい選手だったのだから、もう何も見せるものはない。タイ以外のどこでも試合をするべきでない」。
18日には所用がありタイに向かうため、現地のコミッションに連絡を入れるという。同会長は75年12月に現職就任したボクシング界の重鎮。国際的に多大な影響力があるだけに今回の発言の持つ意味も非常に大きく、辰吉の再起戦は中止の可能性が高くなりそうだ。


