助産師ボクサーで、WBC女子世界ライトフライ級暫定王者の富樫直美(33=ワタナベ)が、「Qちゃん魂」継承を明言した。12月8日、東京・後楽園ホールで元WBCミニフライ級王者の菊地奈々子(白井・具志堅)と初防衛戦を行うことが29日、発表された。

 現役を引退した女子マラソンの高橋尚子さんの昔から大ファンで、助産師学校時代には「似ている」と言われていたという。「厳しい練習で頂点を極めた。活躍を励みにしてきた」と話す。あこがれの人は引退したものの、33歳の世界王者は今後も助産師との両立を続ける。まずは元世界王者で最強挑戦者の菊地を倒し、高橋さんのような勇気と希望を与える女子アスリートを目指す。