<全日本:茨城大会>◇22日◇茨城・古河市古河体育館

 「国産」最重量レスラー、191キロの浜亮太(29)が世界最強タッグ決定リーグ戦初戦で大善戦した。武藤敬司(45)と組み、新日本のG1タッグリーグ覇者小島聡、天山広吉組と対戦。最後は小島の豪腕ラリアットに沈んだが、体格を生かしたファイトで会場を盛り上げた。「まだまだ勉強中です」と振り返ったが、武藤からは「想像以上によかった」と及第点をもらった。

 八角部屋の後輩力士に刺激を受けた。九州場所で6歳年下の西幕下筆頭福岡が勝ち越し。来場所からの十両昇進が決まった。「入門時から毎日胸を貸していたので励みになった」と気持ちを高めて挑んだ。

 八角親方にはまだデビューも、台湾興行(16日)での初勝利も報告していない。初戦敗戦も「優勝して、武藤さんがオーナーの麻布武藤で親方と福岡にしゃぶしゃぶをごちそうしたい」と恩返しを誓った。