<プロボクシング:WBA世界ライト級タイトルマッチ12回戦>◇3日◇パシフィコ横浜
WBA世界ライト級王者の小堀佑介(27=角海老宝石)はパウルス・モーゼス(28=ナミビア)に判定負けし、初防衛に失敗した。
小堀は最後まで挑戦者を捕まえきれず。破壊力あるパンチの見せ場もつくれなかった。「10発もらっても1発当てようと思ったが不発。手応え?
ほとんどなかった」。ジャッジ2人は2ポイント差だったが、完敗を認めた。
2回にボディーの連打から右フックを当て、ガッツポーズをつくった。何度かぐらつかせたが、中盤からは足を使われた。リーチは12センチ差。世界初挑戦も10センチ差あったが、スピードが違った。右のリードを終始浴び続け、ロープやコーナーに詰めても逃げ切られた。
小堀には想定内で対策も作戦もあったが「いけると思ったが遠かった。踏み込み、スピードも相手が上で、つかまえきれなかった」。田中トレーナーも「研究され、相手が1枚上だった」と脱帽した。
ドン・キング・プロモーターに興行権を4試合握られ、今回もファイトマネーはない。それでも母に大反対されながらもプロになり、層の厚いスターがそろう栄光の階級で世界王者になった。「今後?
ちょっと考えるつもり」とグローブをつるす可能性を口にした。萩森マネジャーも「後悔はない」と、小堀と目を合わせてうなずいた。【河合香】

