デビュー13年目の苦労人が、初の日本タイトルに挑む。日本プロボクシング協会は5日、日本王者と有力挑戦者が戦うチャンピオンカーニバルの対戦カードを発表した。ウエルター級2位中川大資(だいすけ、31=帝拳)は、6年のブランクを経て03年に復帰。2月9日に王者沼田康司(24=トクホン真闘)と戦う。
13年で15戦という数字が、平たんでない中川の選手生活を物語る。「負けたらやめよう」。誓い通り、97年の初黒星で1度は引退。だが、弁当屋で働くかたわら、未練を残したままジムに通うと、「やはり負けたままは嫌」と再び闘志がわいた。02年、プロ生活に反対していた母ががんで死去。家族の心配から解放され「親不孝とは思いますが」と、頂点を再度目指す決意を固めた。沼田には06年の対戦で判定勝ちしたが「はっきり勝ったと言えない。明らかな形で決着をつけたい」と、集大成の一戦に力を込めた。

