WBC世界フェザー級王者粟生隆寛(24=帝拳)が13日、将来的に対戦したい相手に、アテネ五輪フライ級金メダルでプロ14戦全勝のユリオルキス・ガンボア(27=キューバ)を挙げた。12日にオスカー・ラリオス(32=メキシコ)から王座を奪い、一夜明けたこの日に都内の所属ジムで会見。「今、フェザー級で勢いがある選手。アマ出身の僕としては、世界のトップがどんなものか見てみたい」と話した。

 高校卒業前には、アマでのアテネ五輪挑戦の選択肢もあり、迷った末にプロ転向しただけに、アマ王者との対戦を実現させたいようだ。次戦は同級1位ロハス(ドミニカ共和国)との指名試合が濃厚。「王者なので、どんな相手でも気にしません」と話し、夢の対決までベルトを守る決意を示した。