新日本のIWGPヘビー級王者棚橋弘至(32)が、脳梗塞(こうそく)で倒れ入院中のOB星野勘太郎氏(65)ばりの「けんか魂」でカート・アングル(米国)を倒すと予告した。4日、都内で行われた、5日のアングルとの2度目の防衛戦(東京・両国国技館)の調印式に出席。「ラフの達人の星野さんのけんか魂でアングルに勝って、ベルトを持ってお見舞いしたい」と、決意表明した。

 レスリングの96年アトランタ五輪金メダルのアングルは米国のWWEやTNAで頂点に立った男。棚橋は「自分のスタイルではないが、状況によっては出します」と、相手ペースを乱すため、星野氏の代名詞ともいえる「鉄拳パンチ」も辞さない構えだ。2月上旬に倒れた星野氏はリハビリ専門の病院に転院し、関係者によると食欲も旺盛で、順調に回復している。会うと必ず、同氏から「新日本はお前にかかっているからな」と声をかけられていただけに「おれは真に受けるタイプ。燃えます」と圧勝での防衛を誓った。

 3月22日の兵庫・尼崎大会で棚橋をエスコートした専属ディーバは、星野氏が病床からプロモーターに指示を出して実現させた。棚橋は「恩返しのためにも絶対に勝ってみせる」と気合を込めた。【塩谷正人】