<プロボクシング:日本ライト級タイトルマッチ10回戦>◇4日◇後楽園ホール

 同級3位の三垣龍次(27=M.T)が王者石井一太郎(26=横浜光)を9回30秒TKOで破り、新王者となった。

 左ジャブで冷静に距離を取りながら、時に接近して打ち合いを展開。9回に連打を見舞ったところで、相手陣営からタオル投入。当初の挑戦者が2月に負傷して挑戦を辞退し、めぐってきたチャンス。過去に2度、右拳の手術を受けるなど、不運なボクサー人生を歩んできた男は「防衛を続けたい」と謙虚だった。