<全日本:東京大会>◇5日◇後楽園ホール◇1800人

 全日本のチャンピオン・カーニバル(CC)が5日、東京・後楽園ホールで開幕した。Aブロックで武藤敬司(46)が18分10秒、足4の字固めで高山善広(42=高山堂)からギブアップを奪い、白星発進した。3月の練習中にぎっくり腰を患い、そこを高山に攻められたが、耐え抜いて最後は激痛の走る腰を折り曲げ、足4の字で絞め上げると、高山が音を上げた。

 今年は1月に棚橋にIWGPヘビー級王座を、3月には化身グレート・ムタが3冠ヘビー級を高山に奪われた。加えて手負いの体。しかし、数々の逆境を乗り越えて「大会のヤマ場」とにらんでいた大一番を制した。「紙一重だったな。今日は乗り越えたけど、明日はどういう試合が待っているか」。慎重な言葉にも、武藤の目はしっかり復活ロードをにらんでいた。