タレントのインリン・オブ・ジョイトイ(33)の所属事務所が、ハッスルの運営会社ハッスルエンターテインメントを相手取り、出演料などの支払いを求めた訴訟の第1回口頭弁論が10日、東京地裁で行われた。

 訴状によるとインリン側は、昨年5月の「ハッスルハウス」と「ハッスルエイド2008」2大会の出演料約241万円など、総額約424万円の支払いを求めた。ハッスル側は答弁書で、何の相談もなく、インリン側が写真週刊誌にインリンとハッスル関係会社社員との熱愛情報を持ち込んだことなどがイメージ尊重義務違反になると主張。これに対し、インリン側はこの日の準備書面で「単純な出演料未払い請求事件にすぎない」と反論した。

 インリン側の古堅豊弁護士は「被告側も争うという姿勢ではない。早期和解での円満解決も検討している」と話した。