戦国武将の末えいが、格闘技界に戦乱を巻き起こす。「戦極
第八陣」(2日・代々木第2体育館)で戦極デビューする毛利昭彦(34=毛利道場)が4月30日、都内で会見し、下克上を宣言した。ライト級ワンマッチで、真騎士と対戦する。かつて中国地方を治めた名将毛利元就の子孫という毛利は「つわものの多い厳しいリングで、上の方を目指したい」と話した。
毛利元就の九男、秀包(ひでかね)を先祖に持つ。戦いの世に身を置いてきた一族の血筋からか、自然と格闘技に興味を持つようになった。キックボクシングやレスリングを経て、03年にプロ格闘家へ。DEEPなど総合を主戦場にしつつ、プロレスにも参戦した。その万能ぶりが目に留まってのオファー。約1カ月前の急な話にも「できる限りの調整はしてきた」と、準備万端を強調した。
元就は3人の息子に3本の矢を示し、団結の重要さを説いたといわれる。毛利にもその精神が息づいている。「戦いは1人でするものではない。道場の仲間、ファンの力を借りて戦うつもりです」。万人が力を合わせれば、かなわぬことはない。「百万一心」の家訓を胸に、リングに立つ。
相手の真騎士は、高校で日本に渡ってきたベネズエラ人。「打、投、極どれでも勝てると思う。倒しにいきますよ」。和の心を持つ外国人選手に、本物の大和魂を見せつけるつもりだ。【森本隆】

