三沢光晴さん(享年46)が、日本移植支援協会から特別表彰を受ける。臓器移植の認知度アップに貢献したことをたたえるもので、7月予定の追悼イベントで、感謝状が贈られる見通しだ。

 同協会の高橋和子理事(56)によると、三沢さんは、00年に兄貴分と慕ったジャンボ鶴田さんが肝臓移植の手術中に急死したことを機に、臓器移植に強い興味を示すようになった。興行会場でドナー(臓器提供者)登録を呼び掛け、機関誌の表紙に登場したり、約10年もボランティアで活動。三沢さんの協力で合計数百万円が集まったという。

 18日には、衆院本会議で臓器移植法改正案の採決が行われる。健在なら、三沢さんの47歳の誕生日。高橋理事は「三沢さんからの最後のプレゼントになればいいですね」と話した。