日本ミドル級2位佐藤幸治(29=帝拳)が再起戦で東洋太平洋王座奪回を狙う。12月に大阪で日本との2冠を持つ王者鈴木哲光(進光)との対戦が、1日までに内定した。佐藤は4月にドイツでWBA同級王者シュトルムに世界初挑戦したが、7回TKO負けを喫した。引退も考えたが「何よりの経験をさせてもらった。このまま終わっては、あの経験がもったいない」と再起。「やるからには大きい試合を」と希望し、いきなり4度防衛後に世界挑戦で返上したタイトル挑戦となった。「できればもう1回挑戦したい」と、日本人2人目の同級世界王者を目指しての再出発となる。