WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃(33=帝拳)が史上4人目の3連続KO勝ちを狙う。10日のダブル世界戦の前日計量が9日に東京・後楽園ホール内で行われ、4選手とも1回でパス。西岡がKO勝ちすれば、日本人世界王者では具志堅、渡辺、長谷川以来の世界戦3連続となる。妻子の声援をバックに3度目の防衛を成功させ、本場進出へのステップにしたいところだ。
西岡はリミットより100グラム軽い55・2キロでクリアした。挑戦者エルナンデスが1度はかりに乗ってから全裸になってやり直しをし、リミットをパスしたのとは対照的。「万全。完ぺきです」と自信をみせた。
前回は日本人として、24年ぶりとなる海外防衛を果たした。しかも3回逆転TKOで、今回もKOの期待は高まる。日本人世界王者で世界戦連続KOは、歴代1位13度防衛の具志堅用高が6で最多。歴代2位で9度防衛中の長谷川穂積が4連続中。合計10度防衛した渡辺二郎が3。2連続中の西岡が3連続に成功すれば史上4人目となり、そうそうたる名ボクサーに並ぶ。
「KOは狙っていないが、チャンスがあるはず。そこを逃さずものにしたい」。初防衛戦は左アッパーの連打で倒した。鋭い左ストレートはメキシコで実証済み。右フックもパワーアップし、可能性は十分にある。次戦では、念願のラスベガスやメキシコの大舞台でのビッグマッチが計画される。絶好のアピール機だ。
何よりも心強い味方の美帆夫人(33)と長女小姫ちゃん(3)。練習に集中するために東京へ単身赴任している。家族とのテレビ電話が日課でエネルギー源だ。2人は前回は観戦を断念。今回はいつも通りリングサイドに座る。家族のためにも勝つ。


