ノアの小橋建太(42)が、持病の右ひじ故障悪化のため、9日の有明大会から欠場することが5日、決まった。ひじの神経が圧迫される「肘部管(ちゅうぶかん)症候群」の診断を受けたもので、近く手術を受ける。08年9月にもメスを入れた患部の経過は思わしくなく、すべての指にしびれが出るなど、日常生活にも支障が出ている。医師からは「このままでは回復の可能性は0%。手術をしても回復しないかもしれないが、今手術をすべきです」と説明され、悩んだ末に再手術を決断した。

 チョップが得意な小橋にとって、ひじ痛は職業病でもある。復帰の時期は未定だが、術後の回復に時間を要するのは確実で、長期離脱は避けられそうもない。小橋は団体を通じ「残されたプロレス人生、これからの人生を考え手術する事を決めました」とコメントした。07年には腎臓がんを克服して復帰。それ以外にも数々の手術を乗り越えてきた鉄人が、またしてもレスラー人生の危機に直面した。