全日本の公開新人入団テストは24日、都内のジムで行われ、大阪市出身の伊禮(いれい)健志(20)が合格した。伊禮は178センチ、88キロの体格の持ち主。高校時代はレスリングで国体5位の入賞経験がある。プロレスラーにあこがれ、1年前に大学を中退、地元レスリング道場で新人テストの機会をうかがっていた。17人の受験者からただ1人合格した伊禮は「小学校の時に武藤さんにあこがれ、全日本に入ろうと思っていた。まだデビューした訳ではないので、これからが大変」と気を引き締めた。全日本の武藤社長は「将来性がある。育てがいがある」と期待していた。