60年代後半から70年代前半に日本マットで暴れたバロン・シクルナ氏が20日(日本時間21日)、米ペンシルベニア州ピッツバーグの自宅で亡くなっていたことが24日までに分かった。死因はがんで80歳だった。地中海マルタ島出身でWWF(現WWE)で60~70年代、マルタ式背骨折りを必殺技にトップ選手として活躍。WWFタッグ王座にも2度就いた。67年に日本プロレス、72年に国際、73年に全日本、78年に新日本と4団体に出場。故ジャイアント馬場さん、アントニオ猪木とも戦った。帰国後に引退し、WWEの殿堂入りを果たした。(デーブ・レイブル通信員)