右ひざ故障で欠場中の全日本の武藤敬司(47)の年内復帰が厳しくなった。8日、入院先の神奈川県内の病院で会見し、医者から全治6カ月と宣告されたことを明かした。5日の手術では右ひざ内部にできた親指先ほどの大きさの軟骨を約20個除去したばかり。まだひざを伸ばすことができず、この日、歩行からリハビリを始めた。「まず歩けるようになって、練習をできるようにしていきたい」と話したが、復帰のめどは立たない。2週間の予定だった入院期間も3週間となり、4月下旬まではベットでの生活になる。「100%治ることはないから、どう折り合いをつけるか。もう1回リングに上がることが、今のオレの勝利」と自らを鼓舞するように言った。