WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志(30=ワタナベ)の2度目の防衛戦が9月に行われることが有力になった。7日、渡辺均会長(60)が「第1候補は9月20日。その次は同23日で、もしかしたら10月11日」と語り、会場は関東の予定だ。相手については、初防衛戦後から同級暫定王者ソリス(メキシコ)との王座統一戦を希望しているが「暫定とやるかは白紙。(WBAから)やれとも言われていない」と同会長。現在は外国人の上位ランカーも含めて最終調整中だ。

 王者にとっては、いつどこで誰と戦うことになろうが、影響はなさそうだ。内山はこの日、都内ジムで始動。初防衛戦前は67キロまで体重が増えたが、今回は5月17日の初防衛戦4日後に約10キロのロードワークを開始した。すでに食事調整まで始めており、この日の朝練終了時で61・8キロと体調管理は万全だ。痛めた右拳と左ひじも「良くなっています」と問題ない様子で、軽いミット打ちまで披露した。「まだ誰と当たるか分からないけど『次、また頑張るぞ』って気持ちになっています」とV2達成に向けて抜かりはない。【浜本卓也】