<新日本:両国大会>◇11日◇東京・両国国技館◇8800人

 新日本両国大会が11日、行われ、後藤洋央紀(31)がIWGP次期挑戦者決定戦と位置づけられた同期中邑真輔とのシングル戦を制した。中邑の執拗(しつよう)で挑発的な蹴りや破壊力あるヒザ攻撃を浴びながらも立ち上がり、ショートレンジのラリアットで応戦。ぐらついた敵を捕獲し、昇天・改でフォールを奪った。G1に続いて中邑に連勝した後藤は「あいつを下から追いかけ、やっと追いついた。次はベルトしかないでしょ。気持ちが高ぶる。IWGPが見えてきた」とタイトル戦決定を待ち望んでいた。