平均KO率68%を誇る帝拳ジムの強打3人衆が同門のWBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃(34)のV5戦に勢いづける。24日の防衛戦(両国国技館)前座に出場する日本スーパーライト級王者亀海(かめがい)喜寛(27)、日本バンタム級王者山中慎介(28)、元2階級王者ホルヘ・リナレス(25)が14日、都内で練習を公開。この日リナレスとスパーリングをした亀海は高い技術を誇る16戦全勝(14KO)のホープ。山中はかつて長谷川のV3戦の相手ガルシアと公開練習でスパーをしダウンを奪った経験を持つサウスポーだ。

 亀海は元WBA世界ライト級王者ホセ・アルファロ(26=ニカラグア)、山中はWBAバンタム級14位ホセ・シルベイラ(31=メキシコ)、リナレスは元2階級王者ヘスス・チャベス(37=米国)と対戦。強豪相手にも「アグレッシブに戦う」(亀海)、「自分も目立てるように」(山中)、「来年、チャンスがあったら3階級制覇をしたい」(リナレス)と勝利で世界戦線への道も切り開くと誓った。