<プロボクシング:WBC世界スーパーウエルター級王座決定戦>◇13日(日本時間14日)◇米テキサス州、カウボーイズ・スタジアム

 元WBA世界ウエルター級王者アントニオ・マルガリート(32=メキシコ)は、アジアの英雄マニー・パッキャオ(31=フィリピン)に0-3の大差で判定負けした。

 世界ウエルター級の3団体を制したマルガリートは、見る影もなかった。6回にボディーからパッキャオをグラつかせたのが唯一の見せ場。4回にカットした右目下が腫れて、終盤は視界をさえぎられた。試合続行も困難な状況ながら、「途中でやめるつもりはなかった。メキシコ人は最後まで戦う」と意地で戦い抜いた。しかし、脳へのダメージの懸念から、試合後は検査のため病院へ直行した。