前WBAスーパーフライ級王者の名城信男(29=六島)が来年2月5日に大阪府立体育会館でWBC同級王者トマス・ロハス(30=メキシコ)に挑戦することが17日、発表された。5月にウーゴ・カサレス相手に3度目の防衛に失敗し、2度目の王座陥落を経験。今回は「こんな僕に何度もチャンスを与えてくれた。もう次はないです」と負ければ引退の覚悟で、3度目の王座奪取に挑む。

 ロハスは身長174センチと名城より10センチ高く、スピードもあるサウスポー。「今なら2対8で負ける」と分析する枝川会長が求めるのは強い精神力だ。この日の会見場は大阪市内のカラオケ店。メンタル強化第1弾が、大の苦手の歌による決意表明となった。名城はKANの「愛は勝つ」を熱唱。軽く音程は外したが、「必ず最後にオレが勝つ~」と締めくくった。