ダブル世界戦(11年1月10日、東京・有明コロシアム)の開催が18日、都内で発表された。WBA世界スーパーバンタム級6位下田昭文(26=帝拳)は同級王者李冽理(28=横浜光)と対戦する。

 名門帝拳の雑草ホープ下田が待望の世界初挑戦となった。高校受験失敗中に「自宅が近くで何となく」と入門。保善高も夏前に中退したが、ボクシングは続けた。プロ転向は葛西トレーナーに勧められてのもの。アマエリート中心のジムでは異色で左耳にピアスが光る。12月にノンタイトル戦の予定だったが、10日前に世界戦の話がきた。「心身ともいいタイミング。人生を懸けて頑張りたい」と決意を口にした。