<新日本:東京大会>◇18日◇東京・新木場1stRING◇450人

 新日本の天山広吉(39)が、462日ぶりのリングを勝利で飾った。「NEVER.4」が行われ、右肩と首の故障で戦列を離れていた天山はアントーニオ本多戦で復帰した。痛めた首を攻められながら、得意のモンゴリアンチョップ2連発で主導権を奪回。13分7秒、TTDからのアナコンダバイスと、得意技のオンパレードでギブアップを奪った。

 昨年8月のG1クライマックスで、持病の首、右肩痛が悪化。同13日の中西学戦を最後に、長期欠場を強いられた。手術やリハビリの日々を乗り越え、あえて若手選手主体の大会で再スタートした。「あきらめないで良かった」と号泣した。今後現IWGP王者の小島聡を標的に「小島を追い詰める」と言い切った。新日本の菅林直樹社長は「東京ドームは大きすぎるけど、大きい会場を用意したい」と、実現へゴーサインを出した。