来年2月5日(大阪府立体育会館)のタイトル戦で王者トマス・ロペス(30=メキシコ)に挑戦し、3度目の王者奪回を目指す前WBA世界スーパーフライ級王者・名城信男(29=六島)が、きょう8日から東京へ武者修行に出る。7日、京都市内のお茶屋で壮行会が行われ、舞妓(まいこ)さんを横に異例の意気込みを語った。

 名城は東京・新宿の1DKの短期賃貸マンションにジム関係者ら5人で住み込み、自炊で生活している。元王者とは思えないほどハングリーな環境に自分を追い込み協栄ジムや日大、東農大に出向きアマ選手らと約2週間で50ラウンド近いスパーをこなすという。「関西にいたらなかなかできない相手とスパーするのは、今からすごい楽しみです。トップアマの技術やスピードを勉強して、原点に立ち返って頑張りたい」と話した。