米総合格闘技UFCの日本開催プランが24日、浮上した。UFC側はこの日、都内でNTTぷらら、TVバンクとの映像配信などに関する提携契約を発表した。今年から初参戦の山本“KID”徳郁や福田力ら日本人5選手とともに会見を開き、将来的な展望として、UFCを運営するズッファ社アジア地域のマーク・フィッシャー副社長が「できるだけ早く日本でやりたい。今年末か来年の開催を考えている」といったプランを明かした。UFCの日本開催が実現すれば、00年12月16日のUFC29(ディファ有明)以来のこととなる。

 今回の提携契約も日本市場への本格参入を視野に入れており、2月初旬からNTTぷららが多チャンネル放送の「ひかりTV」やビデオ・オン・デマンドで、TVバンクが携帯サイトなどで映像を配信する。今年でUFC参戦3年目の秋山成勲は「日本のファンはUFCを直接見たことがないと思うが、喜んでくれるはず」と期待した。