IGF会長のアントニオ猪木(67)と初代タイガーマスクの佐山サトル(53)が25日、福岡市東区の児童養護施設、和白青松園を訪れて子供たちに“闘魂注入”した。

 全国各地の児童養護施設などに匿名でランドセルなどが届けられる「タイガーマスク運動」が広がるなか、プロレス界の大御所と「本物」のタイガーマスクが、プロボクシング元日本ライト級王者の坂本博之氏の出身でもある同施設に登場。IGFからプレゼントされた赤の「闘魂タオル」を巻いた約100人の子供は大はしゃぎで、猪木が希望者にビンタしたり、全員で「1、2、3、ダーッ!」と叫んで楽しんだ。

 今回の慰問は試合のプロモーションの合間に実現したものだが、猪木は「人が喜んでくれたら、自分も元気になる。みんなうれしそうな顔をしてたな。逆に元気をもらったよ。(タイガーマスク運動は)素直にいい明るいニュース。運動が続いていけばいいと思う」と熱かった。佐山も「運動は非常にいいことだと思う」と歓迎した。IGFは2月5日から福岡市を皮切りに始まる。一部の子供は福岡での試合観戦に招待されるという。【菊川光一】