前WBA世界スーパーフライ級王者名城信男(29=六島)が、「別居生活」を3度目の世界王座獲得に生かす。5日のWBC同級王者トマス・ロハス(30=メキシコ)挑戦を前に1日、大阪市内で練習を公開。先月12日に第1子の長女柚希(ゆずき)ちゃんが誕生後、1人暮らしを開始したと明かした。「夜泣きするし、減量もある。試合に集中するため」という。

 仮住まいは奈良市内の自宅から車で15分の短期賃貸マンションで、1泊4500円のワンルーム。夕食時は1時間ほど自宅に戻っているが、寂しさはある。それでも「生まれる前から嫁さんとそうしようと話していた」。3度の世界王座獲得なら国内では柴田国明、輪島功一、辰吉丈一郎に続く史上4人目の最多記録になる。