国内最速7戦目で世界奪取したWBCミニマム級王者の井岡一翔(21=井岡)が「スイッチ対策」に着手する。6月にも予定される初防衛戦は同級1位フアン・エルナンデス(24=メキシコ)との指名試合が有力。井岡の父でプロモーターの一法氏(43)は8日、「エルナンデスは構えをスイッチする。スパーリングパートナーは左(構え)と右を1人ずつを呼ぶつもり」との考えを明かした。エルナンデスの試合映像を何度も確認。一法氏は「出入りの動きが速い。やりにくそうな相手」と分析した。パートナーもメキシコから招く。

 V1戦の開催地は大阪のほか、プロ初の関東になる可能性もある。「相手が誰だろうが、自分のボクシングをして勝つだけ」。今後は和歌山・白浜キャンプを経て、スパーリングは4月に開始する。