全日本の遠征スタッフ7~8人が宮城県石巻市の避難所にいることが12日、分かった。同団体は11日に宮城県の石巻市総合体育館で大会を予定していたが、地震で延期を決定した。遠征に参加していた選手、スタッフ約40人のうち、会場でリングの設営に当たっていたスタッフらが、避難所になっている同市内の石巻高校へ避難した。全員の無事が確認されており、選手らを乗せたバスは東京に向け移動を始めた。

 全日本によると、東京に残っている団体スタッフは、選手らのツイッターや、現地との必要最小限の電話連絡で情報収集に当たっている。東北遠征のうち、12、13、15日の青森大会と、19日の秋田大会の延期を発表。気仙沼市で予定していた17日の宮城大会は、被害が特に大きいため中止を決めた。

 また新日本は14日の新潟大会、16日の茨城大会の延期を決定した。ノアは大会延期等の予定はないが、試合会場で被災者支援のための募金活動を行うことを決めた。